|
毛髪は毛乳頭がなければ生えません。毛乳頭の数は生まれた時から決まっています。新たに毛乳頭ができ、毛髪が生えるということは決してありません。毛乳頭が衰えて、その数が減れば減るほど毛髪の数も減ることになります。
この毛乳頭は、生涯ずっと毛髪を作り続けているわけではなく、ある程度活動を続けると一時活動を休止します。つまり、毛髪を成長させる時期(成長期)、成長を終えた毛球部が縮小を始める時期(退行期)、毛乳頭が活動を休止して毛髪が頭皮にとどまっているだけの時期(休止期)、毛乳頭が活動を始めてまた新しい毛髪を発生させ、古い毛髪を脱毛させる時期(発生期)があります。これを毛髪の毛周期(ヘアサイクル)といいます。
右図は毛周期の基本的な過程ですが、病気、遺伝、体質、加齢など諸々の状況によって異なってきます。例えば、休止期に入ったままで発生期を迎えないもの、成長期を迎えたが柔らかい軟毛のままで退行期になるものなど、様々な場合があります。健康な毛髪を作るためには、いかにして毛周期を正常な状態に保つかが重要になってきます。 |