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毛髪は、80〜90%のケラチンタンパク質からできており、11〜13%の水分と、メラニン色素、脂質、微量元素から成り立っています。健康な毛髪はpH4.5〜5.5の弱酸性でイオンバランスが整っています。毛髪の主成分ケラチンは、シスチンを含む
18種のアミノ酸からできています。毛髪の外側から順に、キュティクル(毛小皮)、コルテックス(毛皮質)、メデュラ(毛髄質)の3層で構成されています。キューティクル(毛小皮)は、硬質のケラチンでつくられており、髪の内部を守る働きをします。そのためヘアカラーやパーマ等の薬液により、キューティクル(毛小皮)が破壊されると毛髪のダメージは進んでいきます。
■キューティクル(毛小皮)
毛小皮は、無色透明でガラスのようなものです。4〜8枚が重なりあった松かさのようなウロコ状をしています。外側からエピキューティクル(硬い)、エキソキューティクル(スポンジ状)、エンドキューティクル(柔らかい)の3層から構成されています。内側にいくほど水分になじみやすい性質をしています。キューティクルは5〜6枚が日本人の平均ですが、まれに髪の太さは普通なのに、キューティクルが8〜10枚の人がいます。キューティクルの枚数が多くなると、薬液の浸透が遅くなり、施術に時間がかかったり、カラーをしても思ったほど色が入らないケースがあります。

■コルテックス(毛皮質)
毛皮質は、繊維状の皮質細胞とランダムコイル状(糸を丸めたような形状)の間充物質からできており、髪色を染めるメラニン色素も含まれています。皮質細胞と皮質細胞の間は間充物質で埋められ、細胞同士を固定しています。皮質細胞は繊維部分で繊維に強度を与え、間充物質は柔らかい繊維部分で繊維の弾性としなやかさ、水分保持を担っています。

■メデュラ(毛髄質)
毛髄質は、空洞となった蜂の巣状の細胞が軸方向に並んでおり、メラニン色素を含んでいます。太い髪ほど毛髄質のあるものが多く、細い髪になるほど少なくなり、まったく無いものもあります。一般的に毛髄質が多い毛髪の方がパーマがかかりやすく、少なくなるほどかかりにくくなります。しかし、毛髄質に関してはまだ充分に解明されていません。